2012年09月25日

【続報3】2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯周波数変更のポイント

こんにちは。
株式会社CANVASです。

先日、950MHz帯の使用業者にソフトバンモバイル株式会社(以下ソフトバンク)が選定されたことをお知らせいたしました。
参考:【続報2】2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯周波数変更のポイント


2012年9月12日に東京ビックサイトで行われた「自動認識総合展」において、RFID周波数移行の現状について説明がありました。
【写真1】
【続報3】-1.JPG
【写真2】
【続報3】-2.JPG
※画像をクリックすると拡大画像を見ることができます。見えにくい場合は、ウィンドウを最大化してご覧ください。


ソフトバンクより無線免許登録者への連絡は完了しているものの、2012年6月末現在で協議を開始しているのは1件のみだそうです。

今回は現在までの経緯と移行状況をまとめてみたいと思います。

1.現在までの経緯
現在の状況を少しおさらいしてみると、以下の@〜Eの状況となっています。

@現在使用している 950MHz帯ICタグは920MHz帯の周波数に移行することになり2018年(平成30年)年4月1日以降使用できなくなる

A2018年4月1日以降、950MHz帯ICタグを使用すると電波法違反となり、罰せられる場合がある。

B移行費用は、950MHz帯で新たに携帯電話サービスを行うソフトバンクが負担、対象となるのは、920MHz帯の周波数移行に必要な@無線設備・附属設備費、A工事作業費、Bソフトウェア改修費。

C費用負担額は利用者がソフトバンクと協議を行い合意した金額となるが、移行期限までに移行するものが対象。

D移行に当りICタグの無線局登録者へ2012年9月1日までにソフトバンクから協議の実施手順について通知が行われている。

E免許不要の特定小電力無線局の使用者は、ソフトバンクの窓口へ連絡して、周波数移行のための協議を開始する。


2.移行状況
2012年6月末現在までの移行状況は以下の通りです。

@無線局登録者(747人、4,917局)
無線登録者への通知の送付は完了。ソフトバンクと協議を開始したのは1件(527局)

A免許不要(小電力無線局)(約83,000局)
協議申請を受けて協議を開始したのは0件、但し製造業者9件(30,042局)とは協議を開始

B移行のための窓口
【周波数移行費用に対する受付・相談窓口】
認定開設者:ソフトバンクモバイル株式会社
TEL:0800−919-0900(通話料無料)
受付時間:平日9時〜18時(土日祝祭日およびメンテナンス日を除く。)
URL http://www.softbankmobile.co.jp/ja/info/public/900mhz

出所:900MHz帯RFIDの周波数移行について(総務省 総合通信基盤局)
※2012年9月12日 自動認識展セミナーにて講演


現在該当するICタグ・機器を使用している企業様は、まずは総務省やソフトバンクのサイトでの情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
その上で、周波数移行期限に間に合うようスケジュールに余裕を持ってソフトバンクと移行費用についての協議を開始することをお勧めします。


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2012年05月15日

RFID EXPOで発見!金属対応タグ(ICタグ)注目の新製品

こんにちは。
株式会社CANVASです。

先日、2012年5月9日〜11日に東京ビックサイトで行われた「RFID EXPO」に行ってきました。

以前本ブログでもご紹介したRFID(*1)をメインとした展示会で、RFIDタグを始めリーダー、ライター、アプリケーションを取り扱っている企業・団体が出展しています。

*1 RFID:(Radio Frequency IDentification=電波による個体識別)

CANVASでは現在コイルセンターの在庫管理に使用されているバーコードの課題である、
・表記出来る情報量が少ない
・印刷面が汚れると読取できない
・リーダを近づけて一つずつ読取を行うため読取時間がかかる
といった点を解決する技術の一つとしてRFIDに注目しており、毎年時間が許す限り見に行っています。

今回の展示会では、実は開催前から気になっていた製品がありました。

気になっていた製品とは、2011年9月20日ブログ「自動認識総合展で見つけた金属対応タグ2つの事例(1)」で紹介したA社の新製品である、スティックタイプの金属対応タグです。

A社は今年2月にコイルセンターの業界団体「全国コイルセンター工業組合」が開催した「IT情報講習会」において、会員企業様向けに講演を行い、以前ブログ記事で取り上げたラベルタイプの金属対応タグの紹介を行いました。
IT情報講習会での詳細とA社の製品紹介が、全国コイルセンター工業組合会報 平成24年 春号にも掲載されています(P.4〜5,10)。

講演中やその前後にA社の社長様とお話した際、5月の展示会で新製品としてスティックタイプの金属対応タグを発表すると聞いていたので、興味を持っていたのです。

当日見た新製品はスティック状ですが、接着面にヒダがあり曲げやすい構造となっています。これまでスペース的に貼ることが難しかった、鋼材シート(切板)の断面や、コイルのような曲面にも貼付可能とのことです。

図1
RFID EXPOで発見!金属対応タグ(ICタグ)注目の新製品(1).bmp

図2
RFID EXPOで発見!金属対応タグ(ICタグ)注目の新製品(2).bmp


前回ご紹介したラベルタイプと同様に、金属や水分を含むものに貼付しても読み取れます。
もちろん、コイル・シートの鋼材製品にも貼付出来ますが、例えば、金型・治工具・測定器の保守管理やスキット(*1)、スチール製の通いパレットの在庫・回収状況管理にも使用できます。
*1 スキット:CANVAS/コイルセンター用語辞典を参照 
https://gcbj.jp/wordpress/?page_id=29

価格はオープンとのことですが、他社の金属対応タグ(500円〜)に比べかなり安価とのことです。

本ブログ記事に関するお問合せはこちら(株式会社CANVAS HPお問合せフォーム)まで。
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2012年04月25日

【続報2】2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯周波数変更のポイント

こんにちは。
株式会社CANVASです。

しばらくの間、更新が滞っており大変失礼いたしました。

昨年より継続的にご紹介しておりました、UHF帯の周波数変更ですが、
既に新聞発表でご存知の方も多いと思いますが、2012年2月29日に950MHz帯の使用事業者がソフトバンクモバイル株式会社に決定しました。

今回は決定後の流れについて簡単に取りまとめたいと思います。
現在950MHz帯で電子タグシステムを利用している事業者は、920MHz帯への移行が必要となります。

1.移行期限
2018年(平成30年)3月31日までとなります。

2.費用
移行に際して発生する費用は、新たに950MHz帯を使用するソフトバンクモバイルの負担となります。

3.移行手続き
【免許・登録あり】
2012年9月1日までにソフトバンクモバイルより協議の実施手順について通知が行われます。

【免許・登録なし】(免許不要の特定小電力無線局)
ソフトバンクモバイルの窓口へ連絡し、対応について協議を開始する必要があります。

移行期限を過ぎても950MHz帯の機器を使用していると電波法違反となるため注意が必要です。
ソフトバンクモバイルの窓口は下記総務省サイトに記載されています。ご参考ください。


【出所・窓口連絡先】
総務省
URL:http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/denpa/rfid.pdf

関連記事
2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯の周波数変更のポイント
【続報1】2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯周波数変更のポイント
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2012年02月06日

【続報1】2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯周波数変更のポイント

こんにちは。
株式会社CANVASです。

昨年10月に本ブログでご紹介したUHF帯周波数変更(※「2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯の周波数変更のポイント」 参照)についてご紹介した際、有難いことに多くの方にご関心を持っていただきました。

その後一部で新しい動きがありましたので、今回は現在の状況をお知らせしたいと思います。

---------------------------------------------------------------

4.移行期間 [ ]内は2011年10月時点の予定
@920MHz帯
a.技術的要件の指針(パブリックコメント)実施  [2011年10〜11月頃予定]➣2011年12月14日 官報(号外)に告示あり
b.RFIDの920MHz帯使用開始             [2012年7月25日から] 変更なし
c.950MHz帯から920MHz帯への移行期限     [2018年3月31日まで] 変更なし

@950MHz
a.950MHzを使用する新規事業者の決定      [2011年末以降]➣2012年2月〜3月末までに決定予定
b.950MHzを使用する新規事業者での利用開始  [2012年7月25日から] 変更なし

---------------------------------------------------------------

現時点で判明している情報は以上ですが、今後も新しい動きがありましたら本ブログで取り上げたいと思います。

【出所】
・2012年12月14日 官報 号外第270号
・自動認識システム協会への問合せ


その他のUHF帯周波数変更のポイントにつきましては、
「2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯の周波数変更のポイント」の、
「1.変更となる周波数帯」〜「3.変更による影響」、「5.変更に伴う費用負担」をご覧ください。
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2012年02月01日

日本初(?)、八重洲の街角に登場した隠れ家的RFID専門店とは

こんにちは。
株式会社CANVASです。

先日、とある企業様より東京駅前八重洲に日本初と思われるRFID専門店をオープンするとのお知らせをいただき、早速行って来ました。

まず、率直な感想としてお店のコンセプトである「さわれる! 試せる! 相談できる! 買って帰れる!」の通り、実際にRFタグやアプリケーションのデモが沢山展示され、タグ1枚から購入・持ち帰りが可能なことに驚きました。
タグに触れたり、実際に読み取りを試してみることもでき、RFID展示会が常設されているという印象を持ちました。(写真 1・2)
写真1 RFID Shop 2012_0130.jpg
[写真1]
写真2 RFID Shop 2012_0130.jpg
[写真2]
※画像をクリックすると拡大画像を見ることができます。見えにくい場合は、ウィンドウを最大化してご覧ください。

お店の中では、RFIDとは何かという基本的な質問から、専門的なことまで詳しく丁寧に説明して頂けることも特長です。
私自身RFIDは基本的に産業向けの製品と考えていましたが、こちらのお店では趣味に近い個人利用も新しく開拓したいとの狙いもあるそうで、
中にはRFIDシステムのアプリケーション・カードリーダ・タグ10枚がセットで5000円代で販売されている製品もありました。

また、以前ブログでも取り上げた、韓国の大手鉄鋼メーカー(※韓国鉄鋼メーカー視察記〜大手高炉メーカ-おけるRFID金属タグの本格利用〜(2)参照)で使用されている「金属対応タグ」の小型化された製品も展示されていました。(写真3)
写真3 RFID Shop 2012_0130.jpg
[写真3]
※画像をクリックすると拡大画像を見ることができます。見えにくい場合は、ウィンドウを最大化してご覧ください。

このタグの特長は、ロール状になったラベルに印字し同時にタグに情報を書き込めるので、ラベルに文字・バーコードを印刷することができ、特に旗状に飛び出したアンテナ部分の文字は目視でも目立ち読み易いことです。
従来の金属対応RFタグは、金属面と平行に貼っていたので読取角度や読取精度が課題となっていましたが、旗状にする工夫によりある程度は解消されていますので、コイルセンターでの鋼材の在庫管理への利用も可能ではないかと考えています。

このお店のオープンにより、RFIDが更に身近なものとなり、活用のアイデアが広がることを期待しています。
お店の場所は東京駅八重洲側にある八重洲ブックセンターのすぐ近くで、当面は毎週木・金曜日13:00〜19:00の営業予定とのことです。

今後も、RFID最新情報と鋼材への利用アイデアのヒントを求めてお邪魔する予定です。
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2012年01月05日

韓国鉄鋼メーカー視察記〜大手高炉メーカ-おけるRFID金属タグの本格利用〜(3)

あけましておめでとうございます。
株式会社CANVASです。
本年もよろしくお願い申し上げます。


今回は韓国視察記の続編としてコイルセンターにおけるメリットを説明したいと思います。

見学先の鉄鋼メーカーからの説明と頂いたDVDよると、コイルセンターでは、従来は母材入荷時に送り状と母材現品を確認し、送り状を見ながらコイルセンターのシステムに手入力していたそうです。
高炉メーカで母材にタグが付けられたことにより、入荷時の検品はハンディターミナルで母材コイル内径に貼られたタグを読み取ることで、現品情報が自社システムへ転送可能となりました。

このタグはアンテナ部分が金属面に直接接触する構造になっているため、母材コイル自体がアンテナとなり、複数のコイルも読み取れるとのことです。あくまで製鉄所構内、倉庫で複数コイルを一括して読み取れるとの説明でしたが、コイルセンターの母材ヤードの在庫管理、棚卸にも有効であると思われます。
また、鉄鋼メーカが提供するWeb画面から母材の工程進捗や出荷状況、GPSと連携した輸送状況の照会が出来るとのことです。

ただし、コイルセンターでの利用に当たっての懸念点としては、母材コイル内径にタグが貼られているため、母材コイルを加工ラインにセットした時にアンコイラーのドラム開閉でタグが破損すると思われますので、加工ラインにセットするまでの使用に制限されることが挙げられます。

また、このタグの大きな特長は三つあります。
@アンテナ部分を金属と垂直にすることで電波が金属面からの影響を軽減
Aタグのアンテナが貼付する金属に直接接触することで、読取精度を向上
Bラベル状なので、文字・バーコードを印字でき、特に旗状に飛び出したアンテナ部分の文字は目視でも読み取りやすい

従来の金属対応RFタグは、金属面と平行に貼っていたため読取角度や読取精度が課題となっていましたが、工夫により解消あるいは軽減されています。

技術的な裏づけのない個人的な見解ですが、コイルセンターのコイル・シートの製品にもこのタグを貼り、在庫管理に使用できるのではないかと考えています。
例えば、製品コイル(フープ)の外径上面、シート材では直接または梱包のベーリングフープに貼ることで、従来の金属対応RFタグよりも読取精度の向上と、目視では旗部分に印刷された内容を確認しやすいのではないでしょうか。

RFタグは、高価なため、技術的な課題だけの解決では、コイルセンターへの実用化への道のりは遠いと思いますが、先進事例としてご紹介いたしました。

また、今回ご紹介したタグに限らず、日本のメーカーでも金属面とアンテナを垂直に工夫したRFタグが発売されています。今後も鉄鋼製品でのRFID活用の突破口になればとの思いを持ち、引き続き情報収集を行いコイルセンターの物流・在庫管理の業務効率化につながるものを捜して行きたいと思います。
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2011年12月19日

韓国鉄鋼メーカー視察記〜大手高炉メーカ-おけるRFID金属タグの本格利用〜(2)

こんにちは。
株式会社CANVASです。

前回に続き今回は韓国視察の中心である鉄鋼メーカの製鉄所見学の様子、感想をご紹介したいと思います。

なお、製鉄所内の見学はセキュリテイが大変厳しく、パスポートでの本人確認が必要であり、カメラ・パソコン・USBの持ち込みは禁止でした。そのため、メモおよび先方より頂いたプレゼンDVDからの報告となりますことをご了承ください。

見学させていただいた浦項の製鉄所は、釜山のホテルから車で2時間ほどの沿岸地域に位置しています。

最初に、タグを貼っているラインの一つである熱延の精整ラインを見学しました。あいにく、当日はタグを貼る製品が流れていなかったため、実際にコイルの内径にタグを貼るところを見ることは出来ませんでしたが、先方のご担当者から丁寧なご説明を頂きました。

ご説明いただいた内容および見学中にメモをした内容を取りまとめると、以下の通りとなります。

1.タグの利用方法
タグは熱延は精整後にコイル内径に直接、冷延は梱包工程で、コイル全体を梱包したあと、梱包の内径に貼っているとのことです。
ラベルはロール上に巻かれており、印字した後にタグを折り畳む機械は日本の大手メーカ製、タグをコイルの内径に貼る機械は韓国製でした。
2011年10月より韓国国内の17顧客向けに年間200万本の母材コイルに実装するとのことです。


2.用途・効果
製鉄所構内では、クレーンの吊り具にアンテナをつけることで、倉庫内での置場管理、個倉の出入り口にゲート型のアンテナを設置することにより、トラックによる構内移動・出庫管理に使用しているとのことです。効果としては、母材検査、梱包出荷の自動化とトレーサビリテイの提供、梱包・出荷のエラーの減少による大幅なコスト削減が挙げられます。

また、インターネット(EPC Global)を介して、顧客のシステムとの連動も可能、リアルタイムな情報にWebからアクセスできるとのことです。

次回はコイルセンターにおけるメリットをご紹介したいと思います。
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2011年12月08日

韓国鉄鋼メーカー視察記〜大手高炉メーカ-おけるRFID金属タグの本格利用〜(1)

こんにちは。
株式会社CANVASです。

師走の多忙に取り紛れ、しばらく更新が滞っており大変失礼しました。

2011年9月のブログ記事(自動認識総合展で見つけた金属対応タグ2つの事例(2))で韓国の鉄鋼メーカで使用されている金属タグをご紹介いたしましたが、その後、実際に金属タグを使用している韓国の鉄鋼メーカを視察する機会に恵まれましたので、2011年11月14〜16日にかけて韓国に滞在し、RFIDタグを利用している鉄鋼メーカの他、アパレルメーカを見学しました。

本ブログでは、鉄鋼メーカの製鉄所見学を中心に韓国の状況も織り交ぜながら、今回から数回に渡り、取り上げたいと思います。

今回の視察きっかけは、9月の自動認識総合展で知り合ったフィンランドのタグメーカ(韓国の鉄鋼メーカで母材の内径に貼っているタグを製造)から、実際に使用している韓国の製鉄所を見学できる機会があるとのお誘いをいただいたことでした。
こちらとしては、またとない情報収集の機会でもありましたので、よろこんで参加させていただきました。

視察先である韓国鉄鋼メーカは粗鋼生産量では世界第7位、浦項・光陽に製鉄所があります。今回見学したのは浦項の製鉄所です。

見学したタグは、ICタグの入ったラベルのアンテナ(ICタグの入った部分)を折り畳んで金属面と垂直に立てることで、金属からの影響を少なくしたものです。
母材コイルの内径に貼り、コイル内径の金属面とICタグが直接触れる工夫もされており、母材コイル自体がアンテナとなり、複数のコイルも読み取れるとのことです。

韓国鉄鋼メーカー視察記〜大手高炉メーカ-おけるRFID金属タグの本格利用〜(1) 図1.bmp
※画像をクリックすると拡大画像を見ることができます。見えにくい場合は、ウィンドウを最大化してご覧ください。


補足1:韓国のITについての印象
CANVASでは、コイルセンター業界団体の共同利用型EDIセンター普及推進のお手伝いをさせて頂いている関係もあり、EDI動向の情報収集のため次世代電子商取引推進協議会(略称:ECOM 現:日本情報経済社会推進協会(JIPDEC))主催の2009年7月開催の「日韓デジタルエコノミー推進協議会フォーラム」に参加いたしました。
フォーラムで印象に残っていたことは、韓国では出生時に「住民登録番号」が割り当てられ、行政サービス、自動車登録、金融に関する実名登録、国民健康保険に活用されていること、USN(ユビキタス・センサー・ネットワーク)については、国策として民事・軍事両面での補助を行い、特にRFIDを活用したトレーサビリティ管理を推進しているとのことでした。
このような点から韓国のITはかなり進んでいるとの関心を持っていました。

補足2:金属タグ
改めて、韓国の鉄鋼メーカで使用されている金属対応タグについてご説明しますと、
一般的なRFIDタグは、金属面に直接タグを貼り付けると金属面の影響を受けて、読み取りにくくなりますが、金属面とタグを離すと読み取りやすくなるため、金属面とタグの間に隙間を設けたり、金属面とタグが接する材質の工夫をしたものを「金属対応タグ」と呼んでいます。但し、金属対応タグであっても金属製品の影に隠れた場合は読み取れない場合があります。


次回は、製鉄所見学の様子、感想をご紹介したいと思います。
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締め切り:12月10日


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2011年10月24日

2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯周波数変更のポイント

こんにちは。
株式会社CANVASです。

以前(自動認識総合展で見つけた金属対応タグ2つの事例(1))の記事の中で、コイルセンター向けにRFIDの情報収集を行っているとお話しましたが、
今回は、2012年より実施されるRFIDにおける使用周波数帯の割り当ての一部変更について、参考としてその概要を取りまとめたいと思います。

1.変更となる周波数帯
変更となるのはRFIDのUHF周波数帯のうち950MHz帯で、920MHz帯へ移行となります。
UHF950MHz帯は読取距離が長く、在庫管理等に多く使用されていますので、現在RFID機器を使用している工場・会社様の中には、動向が気になっている方も多いのではないでしょうか。


2.RFID/UHF再編の目的
再編の主な目的としては以下の点が挙げられます。
・RFIDを欧州と同じ920MHz帯へ変更し国際競争力をつけるため
・新設する920MHz帯でセンサーシステム(スマートメータ等の)普及の観点から利用帯域幅の増加を行うため
・利用が急増する携帯電話周波数の再編を行い、950MHz帯を携帯電話事業者に携帯用基地局用として使用させるため


3.変更による影響
950MHz帯を使用しているRFID機器の周波数を920MHz帯へ変更しなければならない。
(総務省の発表では、RFIDでの950MHz帯利用者は15,708局(免許不要局を含む)とのことですが、実際にはもっと多いとの話も聞きました)


4.移行期間
@920MHz
技術的要件の指針(パブリックコメント)実施  2011年10〜11月頃予定
RFIDの920MHz帯使用開始             2012年7月25日から
950MHz帯から920MHz帯への移行期限     2018年3月31日まで

A950MHz
950MHzを使用する新規事業者の決定      2011年末以降        
950MHzを使用する新規事業者での利用開始  2012年7月25日から 


5.変更に伴う費用負担
従来は約10年の移行期間を設けて既存周波数帯使用者の自己負担で移行を完了させる制度でした。
しかし、技術革新は著しく速やかな移行を実現するために、今回の移行から950MHz帯を新たに使用する新規事業者が、既存使用者の移行費用を負担する制度に変更され、電波法の改正も行われました。
但し、RFID移行に関する具体的な交渉は、利用者と新規事業者間の直接交渉により行うことになっています。
そのため、950MHz帯を新たに使用する新規事業者の選定は、移行費用の負担可能額も審査事項に含めて決定することになっています。


出所:
■2011年8月31日 自動認識セミナー特別後援1UHF帯RFIDの国内最新事情
総務省通信基盤局 豊嶋 基暢「700/900MHz帯の周波数再編について-900MHz帯を中心に-」

■2011年9月5日 社団法人日本自動認識システム協会
「700/900MHz帯の周波数再編について」


現在の状況は以上ですが、今後も新しい動きがありましたら本ブログで取り上げたいと思います。
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