2011年10月24日

2012年より開始、RFID機器で使用中のUHF帯周波数変更のポイント

こんにちは。
株式会社CANVASです。

以前(自動認識総合展で見つけた金属対応タグ2つの事例(1))の記事の中で、コイルセンター向けにRFIDの情報収集を行っているとお話しましたが、
今回は、2012年より実施されるRFIDにおける使用周波数帯の割り当ての一部変更について、参考としてその概要を取りまとめたいと思います。

1.変更となる周波数帯
変更となるのはRFIDのUHF周波数帯のうち950MHz帯で、920MHz帯へ移行となります。
UHF950MHz帯は読取距離が長く、在庫管理等に多く使用されていますので、現在RFID機器を使用している工場・会社様の中には、動向が気になっている方も多いのではないでしょうか。


2.RFID/UHF再編の目的
再編の主な目的としては以下の点が挙げられます。
・RFIDを欧州と同じ920MHz帯へ変更し国際競争力をつけるため
・新設する920MHz帯でセンサーシステム(スマートメータ等の)普及の観点から利用帯域幅の増加を行うため
・利用が急増する携帯電話周波数の再編を行い、950MHz帯を携帯電話事業者に携帯用基地局用として使用させるため


3.変更による影響
950MHz帯を使用しているRFID機器の周波数を920MHz帯へ変更しなければならない。
(総務省の発表では、RFIDでの950MHz帯利用者は15,708局(免許不要局を含む)とのことですが、実際にはもっと多いとの話も聞きました)


4.移行期間
@920MHz
技術的要件の指針(パブリックコメント)実施  2011年10〜11月頃予定
RFIDの920MHz帯使用開始             2012年7月25日から
950MHz帯から920MHz帯への移行期限     2018年3月31日まで

A950MHz
950MHzを使用する新規事業者の決定      2011年末以降        
950MHzを使用する新規事業者での利用開始  2012年7月25日から 


5.変更に伴う費用負担
従来は約10年の移行期間を設けて既存周波数帯使用者の自己負担で移行を完了させる制度でした。
しかし、技術革新は著しく速やかな移行を実現するために、今回の移行から950MHz帯を新たに使用する新規事業者が、既存使用者の移行費用を負担する制度に変更され、電波法の改正も行われました。
但し、RFID移行に関する具体的な交渉は、利用者と新規事業者間の直接交渉により行うことになっています。
そのため、950MHz帯を新たに使用する新規事業者の選定は、移行費用の負担可能額も審査事項に含めて決定することになっています。


出所:
■2011年8月31日 自動認識セミナー特別後援1UHF帯RFIDの国内最新事情
総務省通信基盤局 豊嶋 基暢「700/900MHz帯の周波数再編について-900MHz帯を中心に-」

■2011年9月5日 社団法人日本自動認識システム協会
「700/900MHz帯の周波数再編について」


現在の状況は以上ですが、今後も新しい動きがありましたら本ブログで取り上げたいと思います。


ご質問・お問合せはこちら(株式会社CANVAS HPお問合せフォーム)まで。
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