2011年10月03日

コイルセンターにおける水銀規制対応の注意点(2)

こんにちは。
株式会社CANVASです。


今回は前回記事で紹介した水銀規制の概略を説明します。

水銀規制は、国連の国連環境計画(UNEP)という機関が、既に各国と協議を進めている「水銀規制条約」のことで、地球上から水銀による汚染と健康被害を防ぐことを目的し、2013年の条約制定を目指しています。

既に今年の1月に千葉市幕張で130ヶ国が参加した政府間交渉委員会が行われ、日本政府は水俣病を教訓として、この条約を「水俣条約」と名づけることを提案し2013年の条約制定会議を日本国内に誘致しています。

条約原案の骨子
・水銀と水銀化合物の人為的排出から健康と環境を守る
・水銀添加製品の製造、販売、流通、輸出を原則禁止
・水銀添加製品の主なものは水銀灯・蛍光灯等の照明、電池・計測器・スイッチ・虫歯治療材料等

現在は日本国内で水銀の直接排出はないとのことですが、発展途上国で排出が増加しており、アフリカでは金採掘に使用後そのまま河川に排出、また、鉱石や石炭などにも水銀が含まれているため、銅や亜鉛などの金属精錬や火力発電所の燃焼工程でも大気中に排出され、特に経済成長の著しいアジアでの排出量が急増し、水銀が分解されないまま、地球規模で循環しているとのことです。

また、日本では年間10トンの水銀需要があり、回収した水銀を年間142トン輸出しているとのことです。

震災後、電力規制もあり省電力に関心が集まっていますが、地球環境への配慮という観点からも、CO2削減・省エネルギー対策と共に水銀を使用しない機器への切り替えも検討材料の一つとすることも必要ではないでしょうか。


水銀条約についての説明は以上です。


posted by canvas at 10:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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