株式会社CANVASです。
先日8/31〜9/2に東京ビックサイト(東京都江東区)で開催された「自動認識総合展2011」に行ってきました。
自動認識総合展とは、バーコード・QRコード・RFID(電波による個体識別)などに関する製品・機器・技術の展示会です。
私どものお客様であるコイルセンター殿へ自動認識技術でお役に立つものはないか、ご提案できることはないか、との視点で毎年情報収集を行っています。
特に、ここ数年はRFIDをコイルセンター殿で使用できないかという点に注目して、鉄鋼関係の使用事例や新技術・新製品で、ご紹介できるものがないか情報を集めています。
現在、コイルセンターの在庫管理では主にバーコードが利用されています。但し、バーコードは情報量が少なく、印刷面が汚れると読取できないことや、リーダをバーコードに近づけて一つずつ読取を行うため時間ロス等の課題も残しています。
一方でRFIDは扱える情報量も多く、電波でICタグ(ICチップとアンテナの部分)と通信しますのでタグ自体が汚れていても読取可能です。同時に複数のタグを読み取ることや、タグに情報を書き込む(追加)することも可能です。
但し、バーコードラベルより高価であることから、コスト面で不利であり使用事例が少ないのが現状です。
また、一般のRFIDタグでは金属に直接タグを貼付すると金属は電波を反射するため、タグを正しく読み取ることが出来ない場合があります。
そのため、金属にも使用できる工夫を行った「金属対応タグ」が、各メーカから販売されていますが、現状では金属対応タグであっても金属製品の影に隠れたタグは読み取れない場合があります。
次回は「自動認識総合展2011」に出展された会社の中で、鉄鋼製品に関して注目すべき金属対応タグの事例が2つありましたので、ご紹介します。
それぞれ異なるメーカの製品ですが、どちらも、ICタグの入ったラベルのアンテナ部分を金属面に対して垂直にする工夫を行い金属面からの影響を受けないようにしたこと、一般の金属対応タグより安価であることが特長です。
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